日々撮影したチョウを主体に日記として掲載しています。相蝶会会員、日本チョウ類保全協会会員


by tyoutorin
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2011年 1月下旬の蝶たち 2011年1月31日

早くも1月が終わった。一番寒い時期を過ぎ、これから少しずつ暖かくなり新生蝶も見られるようになると思えばうれしくなる。今回は1月下旬に湘南地方で見られた蝶たちを紹介したい。

写真1 ベニシジミ幼虫 スイバの食痕を確認してゆっくりと葉を裏返してみる。まだまだ小さい3mmくらいの幼虫もいてわれわれ老眼では見落としてしまう。その上驚かすと葉から転げ落ちて行方不明になる。これは比較的大きいたぶん3齢幼虫です。食痕も写っています。(1/22大磯町で撮影)
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写真2 ベニシジミ同じ幼虫を横から写したところ。早く成虫になって姿を見せてほしいものだ。(1/22大磯町で撮影)
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写真3 モンキチョウ♂ 藤沢市では見られなくなったので例年早く新生蝶が現れる大磯に行ってみた。おにぎりを食べていると目の前のミカンの木の周りにまとわりながら舞うモンキチョウが現われた。しかし寒いらしく枯れ葉、枯れ枝上に止まって暖を取っている。(1/22大磯町で撮影)
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写真4 モンキチョウ♂ 上と同一個体。寒さでやや不活発なので接写をしてみた。縁毛などまさに新鮮で新生蝶に間違いない。昨年は1月24日確認。25日以降5頭ほど確認できたが今年はこの1頭だけのようだ。こうしてみるとモンキチョウは1月初旬、中旬、下旬と新鮮な個体が見られまさに周年発生の様相である。(1/22大磯町で撮影)
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写真5 アカタテハ 幼虫巣 アカタテハは一般的に成虫越冬といわれているが冬でも幼虫が見られ幼虫でも越冬してしまうものがいるのではないかと思われる。イラクサはかなり霜枯れのような状態だが中には青い葉もあり幼虫巣があった。(1/22大磯町で撮影)
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写真6 アカタテハ幼虫巣を開けてみると中はコマユバチの仲間の繭で一杯だった。ちなみにイラクサは葉に鋭い棘があるので素手で触らないほうがいい。(1/22大磯町で撮影)
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写真7 アカボシゴマダラの死蛹 吹きさらしになったエノキの小木にはアカボシゴマダラの蛹が2個寒そうにぶら下がっていた。いずれも羽化できず冬になってしまい死んでしまったものだろう。ちなみにこのエノキは翌日清掃業者により綺麗に根こそぎ処分されていた。(1/26藤沢市E地区で撮影)
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写真8 ムラサキシジミ トウネズミモチの葉裏のクモ巣が絡んだところで越冬中。以前は2頭いたが今は1頭がどうにか残っている。(1/31藤沢市S谷戸で撮影)
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そのほか、ウラギンシジミも継続観察中のものが3頭いるがこれらは、もう1ヶ月以上全く移動していない。生きてはいるようで触ると動く。また、ムラサキツバメ集団はほぼ解消して1月31日には2集団4頭と、かつて150頭以上いたことがうそのように姿を消した。彼らも新しい生活の準備に入ったのならいいのだが無事でいるのかどうかわからない。これも例年の現象である。
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by tyoutorin | 2011-02-01 22:46 | 神奈川県