日々撮影したチョウを主体に日記として掲載しています。相蝶会会員、日本チョウ類保全協会会員


by tyoutorin
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<   2011年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧

早くも2月が終わろうとしている。明日28日は日中雨降りのようなので今日が2月最後の観察になると思われる。25日には春一番が吹き荒れ春の訪れを実感できたが、木の葉が蝶のように舞い上がって惑わされ蝶の観察には不向きだった。花粉もだいぶ飛び始め、花粉に敏感な私は目がかゆくてたまらない。それでもフィールドに出かけないと気がすまないのである。ウラギンシジミも活動を開始し、モンシロチョウも出てきた。キタテハもいたるところに現われ、一体どこに潜んでいたのだろうかと思うとともに良くぞ越冬完遂したものと喜ばしい限りである。

写真1 ウラギンシジミ♀ 春一番の強風に吹き飛ばされそうになりながらもしがみついて耐えていた。(2月25日茅ヶ崎市T地区にて撮影)
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写真2 ウラギンシジミ♀ 風が弱い林縁では日光浴する個体も見られた。表面の白斑の発達が弱い個体である。(2月25日 寒川町O地区にて撮影)
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写真3 モンシロチョウ♂ 今年の初見。家庭菜園の中には2頭見られた。(2月26日茅ヶ崎市A地区にて撮影)
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写真4 モンシロチョウ♂ ややくぼ地のようになっている畑の土手に飛んでいた。時折枯れ草につかまり休んでいた。(2月26日茅ヶ崎市T地区にて撮影)
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写真5 モンキチョウ♂ オオイヌノフグリで吸蜜。モンキチョウは色々なところで見られるようになった。(2月26日藤沢市E地区にて撮影)
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写真6 ルリタテハ吸水 いつも現われるポイントで待っていると案の定やって来た。ストローをのばして吸水しているようだ。(2月27日藤沢市I地区にて撮影)
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写真7 ルリタテハ開翅 いくら越冬した個体とはいえ汚損が激しすぎる。一体どんな冬を過ごしてきたのだろうか。(2月27日藤沢市I地区にて撮影)
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写真8 キタテハ♂ 枯れ草や落葉で覆われた日当たりの良い空き地でたくさん見られる。越冬明けの個体である。。(2月27日藤沢市I地区にて撮影)
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3月になればベニシジミやルリシジミが現われる頃だ。次回報告できればいいのだが・・。
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by tyoutorin | 2011-02-27 21:17 | 神奈川県
今日はすばらしい快晴だったが北風が強く体感的には寒かった。モンキチョウもそろそろ数が増えているかといつものフィールドに行ったが1♀が見られたのみ。他には常連となったキタテハ数頭、いづれも日当たりの良い土手で日光浴。

写真1 モンキチョウ♀ やはり活動は不活発。吸蜜はしてくれず、土手の枯葉の上で日向ぼっこするのみ。(携帯画像ですみません)
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写真2-3 林縁に向かうとチラッとちいさな影が横切る。探してみるとムラサキシジミがヤブツバキのハナで吸蜜中だった。
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写真4 林内の陽だまりではムラサキシジミの♀が開翅日光浴をしていた。越冬したとは思われないような綺麗な個体だった。
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写真5 同一個体の閉翅です。
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写真6 水辺には冬眠から覚めたばかりのアズマヒキガエル?が眠い顔をしてのそりのそりと道路を横切っていくところだった。冬眠明けとは思われないほど肉付きが良かった。
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というようなわけでムラサキシジミも活動を開始し栄養補給に忙しくなってきたようだ。以前から観察していたウラギンシジミ3頭は今まで全く動いていなかったが今日はことごとく姿を消していた。彼らも越冬からさめ活動期に入ったのならいいのだが・・。元気でまた開翅シーンなど見せてほしいものだ。
今日はモンシロチョウ探しが主体で出かけたのだが残念ながら見ることはかなわなかった。
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by tyoutorin | 2011-02-23 01:50 | 神奈川県
関東地方でアサギマダラが幼虫越冬している場所はいろいろあるようだが神奈川県にもいくつかのポイントがある。今日はそのうちの一つ、小田原市の越冬地に観察に行ってきた。なにぶんやや暗い林の中で葉の裏に潜んでいるため、葉を裏返したり、フラッシュを使用しているのであらかじめお断りしておく。

写真1 食草のキジョラン。薄暗い林の中で、他の木に絡み付いている。
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写真2 キジョランの葉にあいたアサギマダラ幼虫の食痕
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写真3 その葉をめくって見ると葉の裏に4齢幼虫が潜んでいた。
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写真4 2齢幼虫 頭部が黒く、小さめの鞭状突起がある。
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写真5 3齢幼虫と食痕 頭部が白主体となる。胴体中央部の黄色斑はまだ発色が弱い。
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写真6 葉裏にいる3齢幼虫 自然状態で下側から撮影したもの。
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写真7 4齢幼虫 4齢に脱皮したばかりと思われとなりに脱皮殻が残っている。胴体中央部の黄色斑がはっきりしている。この時期の幼虫は黒い網目が細く全体に白っぽく見える。
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写真8 4齢幼虫頭部 黒い縁取りがはっきりしている。
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5齢(終齢)幼虫や蛹は見つけられなかった。 
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by tyoutorin | 2011-02-16 23:27 | 神奈川県
2月になり、モンキチョウの出現が待たれるところだった。このところ天気が悪かったが毎日のようにポイントに出向いていたが、今日14日もさほど天気もよくなく、10時ころから少し日が射すようになったのでどうせだめかなと思いつついつもの藤沢市E地区にある通称モンキ天国に行ってみた。昼すぎまで歩き回って探したが飛び出す蝶はいない。やはりだめかと帰ろうとしたとき突然モンキチョウ1♂が飛び出して土手に止まった。

写真1 モンキチョウ♂ まず証拠写真を撮影してみる。
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写真2 土の上も暖かいらしい。
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写真3 少し近づいて撮影、やや後翅に羽化不良のような部分がある。
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写真4 ベニシジミ幼虫 モンキチョウを探す間、スイバやギシギシがあるとついつい葉を裏返してみたくなる。
スイバにはちいさな幼虫が見つかった。たぶん2齢ではないかと思うのだが・・。
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写真5 こちらはギシギシの葉裏にいたもうすこし大きい幼虫。3齢でしょうか。わき腹に何か傷?を負っているようだ。
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写真6 ギシギシの葉柄上に大きな終齢(4齢)幼虫が乗っていた。大きくて目立つのですぐ見つけられた。これは赤い筋が入っているが赤い筋がない緑色の幼虫もいるとのことだがあまり見たことがない。
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このあと陽射しはなくなってしまったが、もう1ヶ所の藤沢市I地区にいってみたが全く蝶は見られなかった。
藤沢市でのモンキチョウ終見は1月13日だったので1ヶ月ぶりの出現である。これから本格的な蝶の季節になる。
写真7 おまけ。近所の河津桜 まだ咲きはじめのようだ。
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by tyoutorin | 2011-02-14 18:58 | 神奈川県
2月になり少しずつ暖かくなるかと思われたが、8日頃より寒さがぶり返し、今日11日はこの冬初めての雪が降っている。それでも2月3日ころから7日は最高気温が12℃を越える日が続き特に7日は14.8℃と4月下旬並みの暖かさとなった。越冬中の蝶たちもこの暖かさにつられて飛び出してきた。2月初旬に見られた蝶と話題を紹介しておきたい。
写真1 快晴の富士山。2月1日大磯町にはそろそろモンキチョウが多数発生しているのではないかと思い出かけてみた。残念ながら前日まで寒い日が続いていたためかモンキチョウは現われなかった。昨年のこの時期は結構多くのモンキチョウが飛んでいたので今年は全体としては遅れているようである。(2月1日大磯町より撮影)
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写真2 キチョウ。2月3日は気温が10℃以上になり今年初めてキチョウの飛翔が見られた。後翅の破損がいかにも厳しい冬を乗り切ったような感じがした。(2月3日藤沢市E地区にて撮影)
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写真3 キタテハも日当たりの良い土手、水辺に現われ日光浴をしていた。(2月3日藤沢市E地区にて撮影)
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写真4 ムラサキツバメのオスも現われ水辺で吸水をしていた。付近には越冬集団は見つけていないが集団生活を終えた越冬個体が各地に分散している一つの証拠になるのかもしれない。このほかにも別の場所で2月7日に撮影している。(2月3日藤沢市E地区にて撮影)
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写真5 ルリタテハ この時期いつも姿を見せる場所にはルリタテハが冬眠から覚めて飛び出しエノキの幹に止まっていた。開翅を待ったが全く開くことなく飛び去ってしまった。(2月4日藤沢市S谷戸にて撮影)
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写真6 ムラサキツバメ♀の死骸。アカガシ集団のいた葉の下の地面にはほとんど痛んでいないムラサキツバメの死骸が落ちていた。2月3日には葉の上から消えており2日頃に死亡し、落下したものと思われる。やはり無事に越冬できるものと死亡するものがいるようである。(2月5日藤沢市S谷戸にて撮影)
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写真7 オガタマノキ 家の近くの街路を歩いていると街路樹に花が咲いていた。今までこの街路樹はタブノキだけだと思っていたがその花を撮影してきてネットで検索してみるとなんと「オガタマノキ」のようである。タブとオガタマが入り混じっているようだ。オガタマノキも結構本数がある。ひょっとしてミカドアゲハがやってくるかも知れないですね。藤沢市も街路樹にオガタマノキを植えるなんてなかなか味なことをやってくれます。ちょっとした楽しみが増えました。(2月8日藤沢市E地区にて撮影)
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2月7日は冒頭に述べたように異常な暖かさとなりキタテハなどが多数飛び出し日当たりの良い土手を飛び回っていた。そろそろ藤沢でもモンキチョウが現われるかと探してみたがまだ発生していないようだった。藤沢市での終見は1月13日だったのでやはり1月末の低温続きに耐えられず死滅したものと思われ、ようやく藤沢にも本当の冬が来たような感じだ。しかし近いうちモンキチョウが現われるだろうし、ベニシジミの幼虫も大きくなって探しやすくなりこちらも新生蝶が待たれるところだ。
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by tyoutorin | 2011-02-11 23:13 | 神奈川県
早くも1月が終わった。一番寒い時期を過ぎ、これから少しずつ暖かくなり新生蝶も見られるようになると思えばうれしくなる。今回は1月下旬に湘南地方で見られた蝶たちを紹介したい。

写真1 ベニシジミ幼虫 スイバの食痕を確認してゆっくりと葉を裏返してみる。まだまだ小さい3mmくらいの幼虫もいてわれわれ老眼では見落としてしまう。その上驚かすと葉から転げ落ちて行方不明になる。これは比較的大きいたぶん3齢幼虫です。食痕も写っています。(1/22大磯町で撮影)
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写真2 ベニシジミ同じ幼虫を横から写したところ。早く成虫になって姿を見せてほしいものだ。(1/22大磯町で撮影)
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写真3 モンキチョウ♂ 藤沢市では見られなくなったので例年早く新生蝶が現れる大磯に行ってみた。おにぎりを食べていると目の前のミカンの木の周りにまとわりながら舞うモンキチョウが現われた。しかし寒いらしく枯れ葉、枯れ枝上に止まって暖を取っている。(1/22大磯町で撮影)
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写真4 モンキチョウ♂ 上と同一個体。寒さでやや不活発なので接写をしてみた。縁毛などまさに新鮮で新生蝶に間違いない。昨年は1月24日確認。25日以降5頭ほど確認できたが今年はこの1頭だけのようだ。こうしてみるとモンキチョウは1月初旬、中旬、下旬と新鮮な個体が見られまさに周年発生の様相である。(1/22大磯町で撮影)
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写真5 アカタテハ 幼虫巣 アカタテハは一般的に成虫越冬といわれているが冬でも幼虫が見られ幼虫でも越冬してしまうものがいるのではないかと思われる。イラクサはかなり霜枯れのような状態だが中には青い葉もあり幼虫巣があった。(1/22大磯町で撮影)
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写真6 アカタテハ幼虫巣を開けてみると中はコマユバチの仲間の繭で一杯だった。ちなみにイラクサは葉に鋭い棘があるので素手で触らないほうがいい。(1/22大磯町で撮影)
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写真7 アカボシゴマダラの死蛹 吹きさらしになったエノキの小木にはアカボシゴマダラの蛹が2個寒そうにぶら下がっていた。いずれも羽化できず冬になってしまい死んでしまったものだろう。ちなみにこのエノキは翌日清掃業者により綺麗に根こそぎ処分されていた。(1/26藤沢市E地区で撮影)
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写真8 ムラサキシジミ トウネズミモチの葉裏のクモ巣が絡んだところで越冬中。以前は2頭いたが今は1頭がどうにか残っている。(1/31藤沢市S谷戸で撮影)
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そのほか、ウラギンシジミも継続観察中のものが3頭いるがこれらは、もう1ヶ月以上全く移動していない。生きてはいるようで触ると動く。また、ムラサキツバメ集団はほぼ解消して1月31日には2集団4頭と、かつて150頭以上いたことがうそのように姿を消した。彼らも新しい生活の準備に入ったのならいいのだが無事でいるのかどうかわからない。これも例年の現象である。
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by tyoutorin | 2011-02-01 22:46 | 神奈川県